オリ小谷野 恩師・福良監督と涙の引退試合 ハム時代から指導仰ぐ

[ 2018年10月6日 05:30 ]

パ・リーグ   オリックス4―6ソフトバンク ( 2018年10月5日    京セラD )

<オ・ソ>引退セレモニーでナインから胴上げされる小谷野(撮影・後藤 正志)
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 オリックス・小谷野はあふれる涙を止めることはできなかった。今季最終戦で迎えた引退試合。4―6の9回2死に代打で登場し、遊ゴロに倒れた。「恩師である福良監督と同じタイミングでユニホームを脱げるというのは、選手として、こんなに良いことはないと思う」と目元をぬぐった。

 福良監督は日本ハム時代に指導を仰ぎ、06年にパニック障害を発症した際も支えられた恩人。引退セレモニーでは花束を手渡され肩を抱き寄せられた。「ようやったって。いつもホメて伸ばしてくれました」。福良監督も「栄一は本当によう頑張った…。(最後の打席は)見られないですよね…」と同じように涙をこぼした。

 麻美夫人や子供たちに見守られ、最後は定位置だった三塁で4度、一塁で3度舞った。「両方、多くやっていたところで、みんなが胴上げしてくれた。うれしかった」。「松坂世代」の一人が16年のプロ生活に終止符を打った。

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