清宮 希望の光弾!北海道地震後初の本拠地アーチで輝いた

[ 2018年9月21日 05:30 ]

パ・リーグ   日本ハム7―9ソフトバンク ( 2018年9月20日    札幌D )

1回2死一、二塁、3点本塁打を放った清宮はベンチ前でキヨダンス(撮影・高橋茂夫)
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 日本ハムのドラフト1位・清宮が、北海道へ希望のアーチをかけた。6日に発生した北海道胆振東部地震後、本拠5試合目で生まれたチームの初アーチ。地震後の電力事情を考慮した節電ナイターも終わり、この日から通常のナイター開催となった試合でファンに笑顔を届けた。

 「(カーブは)頭にあった。今まで(安打が出ず)むずむずしていたけど、1本出てすっきりした」

 武田の縦に大きく割れる宝刀カーブを捉えた。初回、1点を先制し、なおも2死一、二塁。カウント2―0からボール気味の内角低めを豪快にすくい上げ、本人も打った瞬間に本塁打と確信する5号3ランだった。

 本塁打は8月25日の楽天戦以来、出場13試合、41打席ぶりの一発。16打席連続無安打で、試合前には栗山監督から「結果は気にするな」と背中を押されて臨んだ試合で、8回にはこの日2安打目となる右前打を放った。前カードの西武戦から左足に体重が乗り切らない悪癖を矯正するため、練習では右足を大きく上げる打撃フォームに変更。体重移動の意識を植え付けたことが、試合で奏功した。

 だが、チームは痛恨の逆転負けで3連敗。2位・ソフトバンクとのゲーム差が4に広がった。清宮は「これからも好機で打って貢献できれば」と悲壮感を口にした。 (東尾 洋樹)

 ○…清宮(日)が初回に5号3ラン。高卒新人の5本塁打以上は14年の森(西=6本)以来2リーグ制以降14人目(ドラフト制以降6人目)。チームでは東映時代の59年に張本が13本打って以来59年ぶり2人目となった。

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2018年9月21日のニュース