マー君、5年連続2桁勝利!日本投手では黒田以来 「神様から課題出されたと…」

[ 2018年9月2日 08:07 ]

ア・リーグ   ヤンキース2―1タイガース ( 2018年9月1日    ニューヨーク )

<ヤンキース・タイガース>力投するヤンキース先発の田中(AP)
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 ヤンキースの田中将大投手(29)が1日(日本時間2日)のタイガース戦に先発し、7回7安打1失点で今季10勝目(5敗)を挙げ、日本投手では黒田博樹(ヤンキースなど)以来2人目となる5年連続2桁勝利を達成した。ヤンキースは2―1で勝った。

 初回に内野安打2本と左前に落ちる安打で無死満塁、左犠飛で先制されたが後続を断って最少失点で切り抜けると、2回以降は走者を出しながらも得点は許さず援護を待った。

 打撃陣は4回まで1人の走者も出せなかったが、5回先頭が四球で出ると1死後にトーレスの22号2ランで逆転に成功した。

 7回には下位打線に連打を許して無死二、三塁のピンチを招くも、9番ルーゴを一ゴロに打ち取ると続くマトゥック、アドゥチを連続で空振り三振斬り。田中はこの回でマウンドを降り、96球を投げて7回7安打1失点、6奪三振1四球だった。ヤンキースは8回はホルダーが安打を許しながらも3人で終えると、9回はベタンセスが無失点に抑えて1点リードを守り切った。

 試合後、「月が替わってツキが変わったような感じで、いいスタートが切れた」と6試合ぶりの勝利を喜んだ田中。初回のピンチについては「いきなり初回、前回登板と似たような感じでアンラッキーな当たりで無死満塁になって、神様から前回の復習してきたかと課題を出されたと感じた」と苦笑いで振り返り、「あそこを最少失点で切り抜けられたのが今日の結果につながった」と話した。

 田中は7月31日のオリオールズ戦で9勝目を挙げて以来、5試合連続で白星がなく、2桁勝利到達へ足踏みしていた。

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