阪神・北條、しぶとく25試合連続出塁「粘って粘ってと思っていた」

[ 2018年8月20日 05:30 ]

セ・リーグ   阪神5―8ヤクルト ( 2018年8月19日    神宮 )

7回1死二、三塁、北條は中前に適時打を放つ (撮影・奥 調)
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 最後まで泥臭く、しぶとくチャンスをつくった。阪神は9回先頭の北條が石山の4球目の低め直球に必死で食らいつき、三塁線へのボテボテの内野安打(記録は投安)で出塁。3出塁を記録し、自己最多を更新する25試合連続出塁へ伸ばした。

 「追い込まれていたんで、粘って粘ってと思っていた。ボール球だったんですけど」

 その後の無死満塁のチャンスが無得点に終わり、試合後は厳しい表情。それでも攻守にわたる元気さが際立っている。3回2死二塁では石川から四球を選び、大山の左中間二塁打で一塁から一気に生還。7回1死三塁の第4打席は、代わったばかりの風張から中前へ鮮やかに適時打した。

 4打数2安打1打点2得点の活躍で、打率・346まで上昇。出塁率はちょうど4割に乗せた。引っ張るだけでなく中堅方向への安打も増え、石山の拙守にも助けられた最終打席のように運も味方にしている。一皮むけた印象が強く、シーズンが終わるまで躍動してくれそうだ。(山添 晴治)

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2018年8月20日のニュース