どちらが勝っても“史上初”偉業!金足農 東北勢“3度目の正直”で打倒・大阪桐蔭に挑む

[ 2018年8月20日 15:56 ]

大阪桐蔭の根尾(左)と金足農の吉田
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 第100回全国高校野球選手権大会第15日は20日、甲子園球場で準決勝が行われ、21日の決勝は東北勢として春夏を通じて初の優勝を目指す金足農(秋田)と、史上初の2度目の春夏連覇が懸かる大阪桐蔭(北大阪)の顔合わせとなった。決勝ではどちらが勝っても史上初の快挙が達成される。

 金足農は初めての決勝進出で、秋田県勢としては1915年の第1回大会の秋田中(現秋田)以来、103年ぶり。甲子園で東北勢が優勝すれば史上初の快挙となる。なお、東北以外の他地区はすべて、すでに優勝校を輩出しており、金足農が優勝すれば、全地区で優勝校が出ることになる。

 東北勢はこれまで春3回、夏8回、決勝に進出しているが、いまだ優勝旗が“白河の関”を越えてはいない。2012年には春夏ともに決勝が光星学院(青森)―大阪桐蔭の顔合わせとなり、大阪桐蔭が春夏連覇を達成。東北勢としては“3度目の正直”で打倒・大阪桐蔭に挑む。

 一方の大阪桐蔭は優勝した2014年以来、4年ぶりの決勝で5度目の頂点を狙う。勝てば史上初となる2度目の春夏連覇。過去には1962年・作新学院(栃木)、66年・中京商(愛知)、79年・箕島(和歌山)、87年・PL学園(大阪)、98年・横浜(神奈川)、2010年・興南(沖縄)が春夏連覇を果たしているが、2度偉業を成し遂げた高校はない。横浜は06年に春制覇を果たして、夏も甲子園に駒を進めたが初戦で敗れている。

 100回目の記念大会として、連日レジェンドが始球式を行うなど大きな話題を集めた今大会。決勝は21日午後2時にプレーボールの予定。

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