沖学園のエース斎藤 “七色の変化球”で北照打線を2失点に抑える 次戦・大阪桐蔭打倒に意欲

[ 2018年8月6日 16:24 ]

第100回全国高校野球選手権記念大会第2日1回戦   沖学園4―2北照 ( 2018年8月6日    甲子園 )

<北照・沖学園>力投する沖学園・斎藤(撮影・岩崎 哲也)
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 春夏併せて初出場の沖学園に勝利をもたらしたのは3年生エース、斎藤礼(1メートル75、68キロ)の粘り強いピッチングだった。「ほとんどの回で走者を出すことが多かったんですけど、走者を出してから踏ん張ることができたので、そこは良かったと思います」と先頭打者を4回出しながらも粘投。南福岡大会で全6試合に先発し、4完投(1完封)した実力をいかんなく発揮した。

 大柄ではないが多彩な変化球が持ち味。チェンジアップ、スライダー、フォーク、シンカー、カーブなどを投げ分け、随所でストレートも駆使して最後まで北照打線にマトを絞らせなかった。

 鬼塚佳幸監督も「斎藤が踏ん張ってくれたのが勝因。3点以内に抑えてくれると思っていました」と、完封した南福岡大会決勝(対九産大九州)に続く好投を絶賛。斎藤は10安打を許したものの、6回以降は散発の2安打に抑えて要所を締めた。

 「甲子園で一番やりたかった相手。初戦を勝てたので次もこの調子で頑張っていきたいと思います」と背番号1は2回戦で対戦する優勝候補の筆頭・大阪桐蔭戦に向けて意欲満々。「甲子園を制覇することが目標です」というスケールの大きな夢も口にしていた。

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2018年8月6日のニュース