中日・小笠原 プロ初完封に「ホッとしてます」“3度目の正直”で先輩・菅野に投げ勝つ

[ 2018年7月28日 17:24 ]

セ・リーグ   中日4―0巨人 ( 2018年7月28日    東京D )

<巨・中>プロ初完封に笑顔の小笠原(右)と祝福するドアラ(撮影・篠原岳夫)
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 中日の小笠原慎之介投手(20)が巨人打線を3安打に抑え、プロ3年目で初完封。チームの連敗を3で止めた。3回以降は安打を許さず、136球を投げて9奪三振の力投。東海大相模高(神奈川)の先輩で、巨人のエース菅野智之投手(28)との3度目の投げ合いで初めてものにした勝利だった。

 待望のプロ初完封に「いや、もう…ホッとしてます」と第一声。「とにかく1人ずつ投げようと思っていたので、最後はどういう形であれ試合を終われたので良かったと思います」と最後の打者・長野を右翼フライに打ち取った瞬間を振り返った。

 1点先制してもらった直後の初回、吉川尚の安打と盗塁で2死二塁とされたが、終わってみれば得点圏に走者を進めたのはこの1度だけ。3回以降はノーヒットに抑えた。8回を終えた時点で123球を投げていたが、9回、2死走者なしという場面でそのまま打席へ。その裏の最終回はマギー、岡本、長野という巨人のクリーンアップを3者凡退に仕留める圧巻の投球だった。

 「たくさんの人に守っていただいて、野手の人に打っていただいたからこそ完封できたと思います。とにかく1人ずつ、しっかり一生懸命腕を振って、(捕手の)武山さんのリードのおかげで抑えられたと思います」と小笠原。憧れの先輩・菅野に“3度目の正直”で初めて投げ勝ったが、「まだ僕は1勝2敗と負け越しているので、1戦でも早く近づけるように頑張りたいと思います」と謙虚な言葉に闘志をのぞかせた。

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