松井秀喜氏 100回目の夏 甲子園開幕戦始球式の最有力候補に

[ 2018年6月19日 06:00 ]

2013年7月、引退セレモニーでで始球式を行う松井氏
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 高校野球にとって特別な意味を持つ第100回大会。開幕試合の始球式は慎重に人選が進められてきた。

 松井氏は星稜時代に春夏計4度、甲子園大会に出場。2年生だった91年夏の3回戦・竜ケ崎一戦で聖地初アーチを放つと、翌92年センバツは圧巻だった。ラッキーゾーンが撤廃された甲子園で大会タイの3本塁打。そして最後の夏、2回戦の明徳義塾戦で受けた5打席連続敬遠は社会的話題、そして「伝説」となった。聖地に今も色あせない記憶を残し、プロ野球、メジャーリーグと歩んで今年、野球殿堂入り。第1投の担い手にふさわしい。

 壮大なイベントの大トリともなる。記念大会に関連して企画された「100回つなぐ 始球式リレー」だ。

 9つのボールが全国56の地方大会で行われる計99回の始球式を巡る。5月30日、第1回大会を開催した豊中グラウンド跡地で出発式を実施。日本高野連の八田英二会長は「過去99回には夢が詰まっている。今回も全国でそれぞれの夢をつないでほしい」と語った。神奈川の原辰徳氏と山本昌氏、大阪の黒田博樹氏ら名選手も続々と登場するリレーが完結するのが、8月5日の甲子園開幕試合での「100回目」の始球式だ。松井氏が最後を飾る大役を務めるか、正式発表が待たれる。

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2018年6月19日のニュース