金本監督、ドラ2高橋遥は“ゆとり教育”で「好きなようにやればいい」 

[ 2018年3月2日 08:22 ]

阪神・高橋遥
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 阪神ドラフト2位・高橋遥人投手(22=亜大)は「ゆとり教育」で育てる方針だ。2日の1軍練習からの合流を前に金本監督が「ちょっと心配するところがあったけど、それは大事に指導する」と説明した。

 心配する部分…とは制球力だ。精神的なもろさから急にストライクが入らなくなることが多いが、投げる球は一級品…というのが入団前の評価だった。

 「だから、好きなようにやればいい。マウンドを自分の家のような感じでね」

 コントロールに関してはガミガミ言わないと決めた。「それさえクリアしたら面白い。ストライクゾーンにバーンといい球を投げたらいい。細かいことは後からでいい」。オープン戦段階では四球を何個出しても大目に見るつもりだ。何しろ、「青柳を我慢した男やで、俺は」と笑った。

 「3者連続四球を見ている私ですよ。1イニング3個まで四球は大丈夫やな。青柳なんか、一発で制球が悪いと分かったけど、それでもチャンスを与えてきたんだからね。いいモノを出してやろうとして」

 2年前のオープン戦で当時新人だった青柳の大乱調デビューを受け止めたように将の度量は大きい。高橋遥は3、4日のソフトバンクとのオープン戦でデビュー予定。優しく送り出し、親心を持って見届ける。

 ▽青柳のオープン戦初登板 1年目の16年3月5日のロッテ戦。1日限定の1軍合流で5回から登板した。甲子園デビューでもあり、緊張で先頭から3者連続四球で満塁を背負い、犠飛と適時打で2点を失った。仕切り直した6回は打者3人で抑え、2回を1安打2奪三振の2失点。金本監督から「ボールに力があった」と評価を得た。開幕後は6月1日の楽天戦に左肩痛の横山の代役でプロ初登板初先発。5回1失点で初勝利を挙げるなど13試合に登板して4勝5敗。後半戦は先発陣の一角を担った。

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2018年3月2日のニュース