元オリ奥浪 社会人チームで再起「2年後、上の世界へチャレンジしたい」

[ 2018年3月2日 07:00 ]

元オリックスの奥浪は関メディベースボール学院で再起を期す
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 社会人野球の関メディベースボール学院に元オリックスの奥浪鏡内野手(22)が新加入したことが1日、わかった。先月26日から合流している。

 奥浪は創志学園から13年ドラフト6位でオリックスへ入団。14年のフレッシュ球宴では本塁打を放って優秀選手に輝き、16年6月14日の阪神戦(甲子園)ではプロ初出場初安打を放った。右の長距離砲として期待されたが、運転免許停止処分中だった昨年5月に接触事故を起こし、8月に契約を解除された。

 奥浪は今、真しな態度で野球に向き合っている。「オリックス時代はファンの方を失望させ、大変申し訳ない気持ちです。二度と同じ過ちを起こさないよう、しっかりやっていきたい。この経験を踏まえ、一からやり直します」と話した。

 「関メディさんに2年間、お世話になります。打撃に関しては自信がありますし、自分に求められるのは長打力と打点。勝負強さを見せたいです」

 今月9日から宮崎キャンプに参加。早ければ、23日開幕の兵庫県春季大会がデビュー戦になる。4月7日からは都市対抗の一次予選も始まる。「2年後、上の世界へチャレンジしたい」と奥浪。恩返しのフルスイングでまずはチームを初の都市対抗出場へ導く。

 ◆奥浪 鏡(おくなみ・きょう)1995年(平7)8月29日、広島県生まれの22歳。広小1年から「呉東リトルシニア」で硬式野球を始め、創志学園では1年夏からベンチ入り。甲子園出場なし。13年ドラフト6位でオリックスへ入団。14年のフレッシュ球宴で本塁打を放ち、優秀選手に輝いた。16年6月14日の阪神戦(甲子園)でプロ初出場初安打。1メートル74、105キロ。右投げ右打ち。

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2018年3月2日のニュース