阪神・大山 2年目のジンクス打破へ“進”「もっともっとレベルアップ」

[ 2018年1月8日 09:45 ]

鳴尾浜球場で自主トレを公開し、外野をランニングする大山
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 より前へ、より高く――。阪神・大山悠輔内野手(23)が7日に鳴尾浜球場で自主トレを公開。プロ2年目となる18年の漢字を「進」に定め、さらなる飛躍を誓った。

 「進化というか、レベルアップです。本当に全ての面でもっともっとレベルアップしないとやっていけないと思うので、一歩一歩レベルアップしていきたいと思っています」

 ルーキーイヤーは6月下旬に初昇格し、75試合で打率・237、7本塁打38打点。9月2日の中日戦では球団史上初の「新人4番本塁打」を放つなど、数字以上にスケールの大きさを感じさせた。ただ、誰よりも本人がその成績に満足していないことは何度も繰り返した「レベルアップ」という言葉に表れていた。

 「2年目のジンクス」に挑む年ともなる。ドラフト1位の1年先輩で、一昨年の新人王の高山が昨年は多くの成績で1年目よりも数字を落とした。同じく一昨年ブレークした北條、原口らも不振。敵軍のマークが厳しくなる中、続けて結果を出す難しさを目の当たりにした。進化がなければ、同じ成績を残すことさえも困難なことは分かっている。

 「相手がどんな対策をしてくるか分からないので、それにどうこうじゃなく、その時できることをしっかりやるだけだと思う。打席に入る準備であったり、試合に入る準備。そういう準備をすごく大切にしていきたい」

 年末年始は茨城県に帰省し、時間、場所を見つけて練習を続けてきた。初詣は神頼みはせず、神前で誓いを立てた。「一番は野球なんで、お願いというより“しっかり1年間頑張ります”と自分に言い聞かせた」。プロ1年目からの活躍にも浮ついた心はどこにもない。チームに欠かせぬ主軸となるべく、ひたむきに自身の野球道をまい進する。(山添 晴治)

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