糸井走った!右膝回復アピール「全然いける」ジグザグ走も1往復

[ 2017年2月10日 08:52 ]

ダッシュを解禁し、宜野座ドームで汗を流す糸井
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 完全復活へ、また1つステップアップだ。右膝関節炎で別調整中の阪神・糸井嘉男外野手(35)が第2クール最終日となった9日、故障後初めてのダッシュ走を行った。40メートルの距離を2往復。さらにジグザグ走で1往復し、患部の回復ぶりをアピールした。

 「(右膝は)大丈夫。順調に来ています。(金本)監督から“確認してみろ”と言われたので、走ったらどうなるのかなと。(実際走ってみて)全然いける」

 充実した表情で、言葉をつないだ。この日は全力疾走ではなく、ハーフダッシュで確認する程度にとどめたが足取りは軽やか。周囲にはケガの影響を感じさせなかった。帰り道には報道陣に向かって「(ちゃんと)走れてた!?」と逆取材。超人らしい振る舞いは、好感触の裏返しに違いない。「トレーナーが(リハビリの)計画を立ててくれているし、それを信じてやるけど多少セーブするところもある」と慎重な姿勢を崩すことはなかったが、状態は確実に上向いている。

 本屋敷トレーナーは今後について「きょうは確認。良ければ、次のクールで(練習強度を)上げていける。順調に来ています」と説明。11日からの第3クールに向けて、ビジョンの一端を明かした。ランニング再開を指示した金本監督も「走れそうというから。まあ元から走ることに関しては、そこまで痛みはないみたいやけど」と、一安心した様子だった。

 「(早く全力でやりたい気持ちは)あるけど、それはやっぱりプロフェッショナルやから、(トレーナー陣に)任せてます」

 たぎる闘争心を胸に秘め、もうしばらくは土台づくりの日々。キャッチボールも最長70メートルに到達するなど、日増しにコンディションは上がっている。(久林 幸平)

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2017年2月10日のニュース