米国、過去最高本気度!野手15人中12人球宴経験 投手陣も一流

[ 2017年2月10日 08:09 ]

WBC出場16チームメンバー発表

インディアンスのミラー
Photo By ゲッティ=共同

 2大会ぶりのWBC王者を目指す侍ジャパンの前には、列強が立ちはだかる。準決勝以降で対戦する可能性のある4強(米国、ドミニカ共和国、ベネズエラ、プエルトリコ)は現役メジャーをずらりとそろえ、中でも主催国のプライドにかけ初優勝を目指す米国は史上最強のメンバーが集結した。

 米国は過去3大会は優勝どころか決勝にも進めなかった。毎回ビッグネームをそろえてきた歴史はあるが、それを上回るドリームチームが実現。特に重厚なのは野手陣。15人中12人がオールスター戦経験者で、ジム・リーランド監督は「代表入りしてくれたのはお気に入りの選手ばかり」と陣容に胸を張った。

 課題だった投手陣もブルペンを中心に層は分厚い。メジャー最高の救援左腕の一人とされるミラーを筆頭に、ロバートソン、ダイソン、マギー、ニシェク、グレガーソン、クリッパードと各球団の左右のクローザーとセットアッパーがズラリ。球数制限もあり起用法が限られる大会で、これだけの駒がそろうと運用が広がる。先発も昨季16勝のロアーク、12勝のダフィー、ともに9勝のアーチャーにストローマンと並ぶ。予備登録投手に期待されたカーショーやバムガーナーは呼べなかったが、昨季20勝のハップ、新人王のフルマーらが予備登録された。

 昨季41本塁打133打点の2冠王で主砲を任されるアレナドは「代表のユニホームを着て国歌を聴くのは特別な瞬間。チームのために尽くしたい」と誓った。かつてない巨大戦力が本土決戦で侍ジャパンを迎え撃つ。

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