阪神ドラ2小野 金本監督との“直球対決”熱望

[ 2017年1月28日 06:12 ]

小野はブルペンで気迫のこもった投球練習を見せる
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 阪神のドラフト2位・小野泰己投手(22=富士大)が27日、金本監督との“直接対決”を熱望した。宜野座キャンプ中のブルペンで打席に立ってもらい、自慢の直球をアピールする考えだ。

 「一番良いアピールだと思うので。そういう状況になればいいかなと思う」

 目標に掲げる開幕ローテーション入りへ一番の“近道”になりそうだ。数多くの投手が連日投げ込みを行うブルペンで目を引くボールを投げ続けていれば、金本監督も自分の目で球筋を確かめたくなるはず。お眼鏡にかなった“選ばれし者”だけが臨める絶好のアピールの舞台を貪欲に狙った。

 好例がある。昨春キャンプでは岩貞が第3クール中のブルペンで打席に立った監督に臆することなく得意のシュートを投じて内角をエグり、「自分の打者感覚で見てみたかった。すごい。シュート3球くらい、要求して投げてきた。よけんぞと思って立っていたけど怖かった」とうならせた。前日の紅白戦で2失点した直後の出来事。汚名を見事に返上して開幕ローテーション入りへつなげた。岩貞の再現を目指し、一気に飛躍のきっかけをつかむ考えだ。

 27日は鳴尾浜球場でブルペン入りし、初めて捕手を中腰にさせて50球を投じた。「苦手。1試合の中でも何回かは走られていた」と課題に挙げたクイックモーションに30球を費やし、「投球術とかしっかりやっていきたい」と意気込む。

 今年最初の対外試合となる2月13日のDeNAとの練習試合(宜野座)登板にも意欲的で、「4番打者の筒香さん相手に自分の直球がどれだけ通用するか投げてみたい」と実戦マウンドでのアピールも思い描いた。若手主体の沖縄先乗り自主トレに参加するため、ドラフト1位・大山(白鴎大)、同5位・糸原(JX―ENEOS)とともに新人合同自主トレを打ち上げた。いよいよ開幕1軍へ向けたサバイバルが始まる。 (遠藤 礼)

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2017年1月28日のニュース