阪神球団社長 ダメ助っ人ならすぐ次を「チームの浮沈に大きく関わる」

[ 2017年1月6日 05:30 ]

球団職員らに年始のあいさつをする四藤球団社長(中央)
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 フロントも常時「臨戦態勢」だ。阪神は5日、兵庫県西宮市の甲子園球場クラブハウスで年賀式を行った。あいさつに立った四藤慶一郎球団社長(56)は新助っ人のキャンベル、メンデスを今季のキーマンに指名した上で、今後も有事に備えて助っ人候補の調査を継続する方針を示した。

 「ご承知の通りオフの補強で糸井君に来ていただいた。新助っ人も中軸を期待するキャンベル、ブルペンを強化するという意味でメンデスの2人を獲得しました。外国人選手の活躍というのが、チームの浮沈に大きく関わってくると思います」

 特にカギを握るのはキャンベルだ。昨季は新助っ人のヘイグが日本の野球に対応できず。ゴメスも好不調の波が大きく主砲としては物足りない数字に終わった。すでに金本監督も4番候補として計算するキャンベル。その成否が、チームの浮沈にも関わってくる。

 球団も、手をこまねくつもりはない。「もちろん、その(新助っ人が機能しない)場合は考えていきます。(補強が)ひと通り終わった後で、そんなにたくさん残っているとは思えないけど、ただ動けるように準備をするよう球団本部の高野君に言っています」。有事には即座に動けるよう、準備を怠らない。

 「チームは『挑む Tigers Change』を掲げて、やっていきます。超変革は金本監督の基本方針として継続しつつ、タイガースは今年、戦うというスローガンです。強い気持ちを最後まで持って戦ってくれれば必ずいい結果が出ると考えています」。この日夜には坂井オーナー、金本監督、掛布2軍監督とフロント幹部で新年会も開いた。チーム、オーナー、フロントが一丸となり、頂点に挑む。 (惟任 貴信)

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2017年1月6日のニュース