ソフトB柳田 自ら名付けた“WBCヘア” 侍「選ばれたい」

[ 2017年1月6日 05:30 ]

決意の丸刈り頭で自主トレ地のグアムに向けて出発した柳田
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 ソフトバンク・柳田が5日、「WBCヘア」と自ら名付けた長さ6ミリの丸刈り頭で、福岡空港から自主トレ先のグアムに出発した。

 「大みそかに(広島の)実家で嫁さんと妹に刈ってもらいました。そうしたら(年明けの記事で)高橋(光、西武)や小林(巨人)も丸刈りにしていて、あちゃーっとなりましたね」

 オフの気分転換のため染めていた金髪をリセットした。「2016年は良くなかったので、全部そぎ落としてやろうと」。40本塁打40盗塁を目標に掲げて臨んだ昨季は2年連続で最高出塁率のタイトルは手にしたものの、打率・306、18本塁打、73打点、23盗塁。トリプルスリーを達成した15年を下回っただけに、復活への覚悟がのぞく。

 3月に行われるWBCの日本代表メンバー入りへは「選ばれたい気持ちはあります。できる限りいいパフォーマンスができるように準備はしたい」と言い切った。昨年11月に行われた侍ジャパンの強化試合は右肘痛で辞退。同12月上旬以来、ボールを投げていない状態が続く。今回の自主トレでは、腕立て伏せなどの動きで痛みが出るかどうか確認してからスローイング動作に移る。WBCまでに100%の体に仕上がる保証はない。無理をすれば、再発につながるリスクもあるが、選出へ状態を上げることに集中する。

 WBC出場選手28人のうち19人が発表済み。残る9枠で投手をあと最低6人選ぶ。残り3枠で捕手、内野手を1人ずつ選ぶとすれば、外野手枠は事実上1席しかない。メンバーの最終登録期限の2月6日までに小久保監督は最終判断を下す。

 グアムでは、ランニングを中心に体をいじめ抜く。ともに自主トレを行う阪神の糸井、今成らからも刺激を受ける。「ガンガンやっていきたい。無駄な時間はありません」。WBC出場、そしてチームの日本一奪回へ、柳田の決意は本物だ。

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2017年1月6日のニュース