実は…広島ドラ1加藤 打っても凄い 打撃好き公言「当たれば飛ぶ」

[ 2017年1月6日 05:30 ]

キャッチボールをする加藤
Photo By スポニチ

 広島のドラフト1位・加藤拓也投手(22=慶大)が5日、神奈川県横浜市の慶大グラウンドで自主トレを公開。ランニング、キャッチボールまでのメニューだったが、この日は打撃好きも公言した。

 「マン振りって感じでした。たまに当たれば(飛ぶ)。打撃は嫌いではなかったです」

 東京六大学リーグで投手ながら通算3本塁打を放った。通算103打数21安打(打率・204)のうち二塁打も5本放っており、実に8本が長打。同リーグ史上24人目(通算25度目)のノーヒットノーラン達成となった昨年9月17日の東大戦でも、6回に2ランを放って自ら花を添えていた。

 ベンチプレスで140キロを上げる怪力。投手としては別格の本塁打数だ。同リーグでは先輩にあたる早大時代の福井、明大時代の野村はいずれも通算1本塁打。ちなみに違う東都大学リーグながら新井は駒大時代に2本塁打だ。

 とはいうものの「打てる気がしない。自信は全くないです。当たったらいいなと思ってバットを振ります。それよりもバントが苦手なのでしっかりやらないといけない」

 年明け3日に始動。この日は、ランニング、短距離ダッシュに加えて約20分間、一球一球確かめるように力強くキャッチボールを行った。「6、7割の力で投げました。自分の思った通りに体が動いています」と納得の表情を見せた。最速153キロ右腕は、投打で面白い。 (柳澤 元紀)

続きを表示

この記事のフォト

2017年1月6日のニュース