広島・野村　打倒巨人に燃える　小林誠、移籍の吉川光ら刺激に

野球教室で巨人・吉川光（右）とともに野球少年たちにアドバイスを送る広島・野村
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　広島・野村祐輔投手（２７）が２９日、母校の広陵で開かれたＯＢプロ野球選手１３人による恒例の「野球教室」に参加。巨人へ移籍した１学年先輩の左腕・吉川光やバッテリーを組んだ小林と対面し、打倒・巨人への闘志を改めてかき立てた。

　「今までは一度も機会がなかったけど、来季は投げ合うことがあると思う。当然、投げ勝たないといけない。そうしないと優勝はできない」

　吉川光は１２年に１４勝するなどプロ１０年間で通算４８勝の実績を誇る。小林は今季、打率・２０４ながら、野村は９打数４安打と打ち込まれ通算でも被打率・３８５。勝負を決める好機での痛打こそないが、看過できない。「ボクの投げる球種を知っていますからね。何か作戦を練らないと」と苦笑いした。

　大黒柱の黒田が現役引退し、投手陣のけん引役として期待される来季。巨人を倒せば、セ界の頂点はおのずと見えて来るはずだ。