出塁すれば高確率で生還 理想の1番はDeNA桑原

[ 2016年11月15日 10:53 ]

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DeNAの桑原

 走者で重要なのは、いかにアウトにならず本塁まで還れるか。生還の可能性は足の速さや走塁技術、後続の打者の能力によっても変わってくるだろう。

 出塁後どのくらいの確率で得点したかを見るため、自身の本塁打を除く得点を出塁で割った数値を「他力生還率」とし、今季規定打席に到達した打者55人をランク付けした。凡打や敵失で塁に残る場合もあり正確なデータではなく、あくまで目安として考えたい。

 トップは桑原(D)で、他力生還率はただ一人4割を超える・401。塁に5度出れば、2度以上は本塁に還ってきた計算になる。2位は今宮(ソ)で・395、3位は菊池(広)で・380。各チームで1、2番を打つ若い打者が上位に顔をそろえた。

 23歳の桑原は、今季1番の座を勝ち取り、初めて規定打席に到達。他力生還率の高さは19盗塁と高い走力に加え、44本塁打、110打点で2冠の4番・筒香の存在が大きい。自身の11本塁打を除いた69得点のうち、筒香の打点による得点が約4分の1にあたる18。うち本塁打が7あった。今季・356だった出塁率を上げられれば、筒香とのコンビでさらに得点を上積みできるだろう。 (記録課・矢吹 大祐)

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2016年11月15日のニュース