広島・黒田 日米通算7年連続2桁勝利 今季最終戦で到達、バットで逆転呼ぶ

[ 2016年10月1日 20:43 ]

セ・リーグ ( 2016年10月1日    マツダ )

<広・ヤ>力投する黒田
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 広島の黒田博樹投手(41)がレギュラーシーズン最終戦となるヤクルト戦に先発し、6回に自らのバットで逆転を呼ぶと、7回を6安打1失点の粘投で2桁勝利となる10勝目(8敗)を挙げた。日本球界復帰後2年連続の2桁勝利は日米通算では7年連続。また、40代での2年連続はプロ野球史上3人目となった。

 先発の黒田がバットでも魅せた。0―1の6回、先頭でヤクルト・小川から今季4安打目となる中前打で出塁。2死一、二塁からエルドレッドの左前打で黒田が二塁から生還し、同点とした。さらに続く松山の2点二塁打で逆転。一気に試合をひっくり返した。

 投げては初回に1点を失い、4回まで毎回の6安打を浴びながらも、粘りの投球で2回以降は追加点を与えなかった。40代での2年連続2桁勝利は若林忠志(元阪神)、工藤公康(元巨人)に次ぎプロ野球史上3人目となった。

 最終戦を飾った広島は、今季89勝目で、勝率・631は84年の・625を上回り、チームの歴代最高勝率を更新。クライマックスシリーズ(CS)は12日からマツダスタジアムで行われるファイナルステージ(6試合制、広島に1勝のアドバンテージ)からの出場となる。

 ▼広島・エルドレッド(6回同点タイムリー)打ったのはカットボール。センターへの意識を持って、今博徒にスイングすることができました。

 ▼広島・松山(6回勝ち越し2点二塁打)打ったのはストレート。(広瀬)純さんのバットで打ちました!純さんに打席に入る前に気持ちを入れてもらったので良い結果になってよかったです。

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