中日コーチに奈良原氏浮上 守り勝つ野球に適任

[ 2016年10月1日 07:14 ]

奈良原コーチ

 森繁和新監督の就任発表から一夜明けた30日、中日の来季コーチングスタッフに、西武を退団した奈良原浩氏(48)が候補に浮上したことが30日、分かった。

 組閣に関し、就任会見で「ガッツ(小笠原)と話をしていく」としていた森新監督はこの日、名古屋市内で球団首脳、小笠原2軍監督らと意見交換。その席で球団OBで12年から西武内野守備走塁コーチを務めていた奈良原氏の名前も候補の一人として挙がった模様だ。

 奈良原氏は、森新監督が1軍コーチを務めた07~11年に中日2軍内野守備走塁コーチなどを務め同年にともに退団。西武のコーチを務めた15年はプレミア12で侍ジャパンのヘッドコーチも務めた。小笠原2軍監督とは、98~06年途中まで約9年間、日本ハムでともにプレーしており、よく知った間柄でもある。

 現役時代は守備のスペシャリストとして知られ、森監督が理想とする「守り勝つ野球」を取り戻すためには適任者ともいえる。まだ、要請などはしていないが、4年連続Bクラスからの再建に向け、組閣作業を進めていく。

 ◆奈良原 浩(ならはら・ひろし)1968年(昭43)5月16日生まれ、埼玉県出身の48歳。帝京、青学大を経て、90年のドラフト2位で西武入団。主に守備と走塁で活躍する。98年トレードで日本ハム移籍。中日には06年6月に金銭トレードで移籍し、同年の現役引退後は11年まで中日、12年から今季まで西武で内野守備走塁コーチなど歴任。通算成績は1508試合で打率.237、13本塁打、212打点、198盗塁。1メートル68、68キロ、右投げ右打ち。

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