中日・多村、涙の引退表明 戦力外通告受け決断「やりきった」

[ 2016年10月1日 12:25 ]

球団から戦力外通告を受け、現役引退を表明した中日の多村
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 中日の育成・多村仁志外野手(39)が1日、今季限りでの現役引退を表明した。この日、名古屋市内の球団事務所で戦力外通告を受けた。

 「家族にはきのう話しました。今年1年、育成契約をしてもらって、引き際も考えていた。1軍に上がって、支配下になって、戦力にならないといけなかった。それがかなわなくて若い選手のお手本になろうと思ってやってきた」。

 昨季DeNAから戦力外通告を受け、1月に中日と育成契約を結んだが、度重なる故障で7月末の期限までに支配下選手にはなれなかった。プロ生活を振り返り、「やりきった感がある。22年間、いいプロ野球人生を送れました。嫁さんに感謝しています」。横浜市内に暮らす子どもたちや家族の話になると目が潤んだ。

 今後は未定。

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2016年10月1日のニュース