岩隈、粘り3失点で14勝「チーム全員に勝たせてもらった」

[ 2016年8月15日 05:30 ]

<アスレチックス・マリナーズ>5回途中を3失点で粘り、14勝目を挙げた岩隈

ア・リーグ マリナーズ4―3アスレチックス

(8月13日 オークランド)
 マリナーズの岩隈久志投手(35)が13日(日本時間14日)のアスレチックス戦で14勝目を挙げた。5回1/3を投げ、9安打を浴びながら3失点と粘った。

 8月は3戦3勝で、14年にマークした自己最多15勝にあと1勝。最多勝争いでもトップに2勝差に迫った右腕は「チーム全員に勝たせてもらった。感謝している」と頬を緩ませた。

 先発左腕パクストンが前回登板で左肘に打球を受けて登板を回避し、中5日の予定だった岩隈の登板が1日早まった。さらに前日の朝には首と背中に「寝違えみたいな症状」が出たという。登板回避の可能性もあった中で、チームの苦境を考え「みんなでカバーしていかなきゃいけない」とマウンドへ。4回からは再び痛みを感じ始めたが、緩急を駆使して無四球で試合をつくった。

 この日で150投球回に達し、50万ドル(約5050万円)の出来高もクリアした。チームはワイルドカード2位のレッドソックスに2ゲーム差。01年以来15年ぶりのポストシーズン進出へ「負けられない試合が続く」とまだまだ白星を積み重ねる。(小林由加通信員)

 ▼マリナーズ青木(2試合ぶりに先発し、第1打席で右前打) あまりいい形じゃなかったのに安打になったので逆に(後の打席が)難しかった。

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2016年8月15日のニュース