メッセ 闘志全開も無援…8回1失点 金本監督絶賛「ほぼ完ぺき」

[ 2016年7月19日 06:43 ]

<神・巨>6回2死三塁、山本の一塁へのゴロでメッセンジャーが一塁ベースカバーに入るも適時内野安打になる

セ・リーグ 阪神1―2巨人

(7月18日 甲子園)
 好投も勝ち星に恵まれることはなかった。先発した阪神・メッセンジャーは8回4安打1失点も、味方の援護に恵まれず同点のまま降板した。

 「残念ながらチームは負けてしまったけど、チームが勝つチャンスは与えられたと思う」

 立ち上がりから150キロ超えの直球を連発するなど闘志はしっかりと白球に伝わっていた。3回は先頭のギャレットに右中間突破の二塁打を浴びるなど1死三塁のピンチを背負ったが、マイコラス、橋本到をともに153キロ直球で連続三振。5回まで1安打無失点と「後半戦の開幕投手」に恥じない投球で巨人打線を圧倒した。

 唯一、悔やまれるのが1点リードの6回だ。先頭の小林誠に右中間へ三塁打を許したものの2者連続三振で2死までこぎつけた。だが、ここまで2打数無安打に封じていた山本の一、二塁間へのゴロをゴメスが処理にもたつき一塁送球も高くなり(記録は内野安打)同点とされた。「先頭に三塁打を打たれてしまったので、反省しないといけない。2人打ち取ったので、何とか抑えたかった」と苦い表情を浮かべた。

 悔しい失点にも気落ちすることなく8回を最少失点で乗り切ったことに、金本監督も「ほぼ完ぺきでした」と称えた。9勝目こそ逃したが、奪三振は8個積み重ねて120個とし、巨人・菅野を抜いて再び、リーグトップに躍り出た。

 次回は中5日で24日の広島戦(マツダ)に向かう可能性もある。首位チーム相手でも、エースらしい投球で今度は勝利に導く。

続きを表示

2016年7月19日のニュース