熊崎コミ 米コミと“トップ会談” 東京五輪復活へ実情話した

[ 2016年6月11日 05:30 ]

大リーグのドラフト会議を視察した熊崎コミッショナー(AP)

 プロ野球の熊崎勝彦コミッショナー(74)は9日(日本時間10日)、ニューヨークで大リーグ機構(MLB)のロブ・マンフレッド・コミッショナー(57)と会談した。

 2020年東京五輪で野球が追加種目として採用が有力視されている現状を踏まえ「種目復活を何としても成し遂げるためにプロ、アマが一体となっている実情を話した」と語った。

 会談は懇親を目的とした定例のもので、大会への大リーガーの派遣など具体的な要請は行わなかったという。大リーグと、交渉窓口となる世界野球ソフトボール連盟(WBSC)の会談は、追加種目として正式決定される8月のIOC総会前にも行われる予定だが、フランチャイズとなる日本の野球界として、独自の働きかけも期待されている。

 大リーグ側はトップ選手の派遣には消極的とされる。マンフレッド・コミッショナーは「五輪は重要な大会であると認識しているが、大会プログラムや競技実施の期間が分かるまでは、何ができるかのコメントは控えたい」と慎重に話した。

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