弘前市長 楽天に1軍戦開催を要望「必ずや実現できるよう努力」

[ 2016年6月2日 17:26 ]

 青森県弘前市の葛西憲之市長が2日、仙台市の楽天球団事務所を訪れ、立花陽三社長に青森県でのプロ野球1軍戦の開催について、要望書を提出した。

 青森県では1988(昭和63)年、県営野球場での広島―ヤクルト戦以来、1軍戦は28年間開催されておらず、葛西市長は「市民のみならず、県民の悲願。弘前市は野球熱が高い。子供たちを一流のプレーに触れさせたい。野球を通して元気にしたい」と熱望した。

 ただ、県営野球場は老朽化が進み、同県ではこれまで1軍戦を開催できる規模の球場がなかった。だが、弘前市は現在「はるか夢球場」(弘前市運動公園野球場)の改修工事を進めており、収容人数約1万4千人でナイター設備の整った新球場にリニューアル予定で「来年度の早くには完成する見込み」という。

 「オール東北で活躍している楽天以外、はるか夢球場で最初に野球をする球団はない。1軍戦を開催し、市民、県民、子供たちに夢や希望、勇気、感動を与えてくれると確信しています。平成29年の開催を心からお願いし、要望書を出します」と葛西市長。

 要望書を受け取った立花社長も「楽天も東北6県で試合をやりたい。青森はなかなか、野球ができる環境がなく、実現しなかった。必ずや実現できるよう努力します」と開催に向け、前向きに話した。

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2016年6月2日のニュース