プロ注目の山岡涙の完封!東京ガス 4年連続の都市対抗切符

[ 2016年6月2日 05:30 ]

<東京ガス・鷺宮製作所>力投する東京ガス・山岡

都市対抗野球東京2次予選第3代表決定戦 東京ガス2―0鷺宮製作所

(6月1日 神宮)
 第87回都市対抗野球大会(7月15日から12日間、東京ドーム)の東京2次予選第3代表決定戦は1日、東京ガスの今秋ドラフト候補右腕、山岡泰輔投手(20)が鷺宮製作所を9安打完封。4年連続19度目の本大会出場を決めた。鷺宮製作所は第1代表決定戦から3連敗で7年ぶりの切符を逃した。西関東では東芝が8年連続38度目の出場を決めた。

 マウンド上の歓喜の輪が解けると、東京ガス・山岡の目からとめどなく涙があふれた。9安打されながらの完封劇に「きつかった。僕はどうなっても、チームが勝てばいいと思っていた」。

 5月28日の第2代表決定トーナメント2回戦で救援してから中3日。序盤は球速が出ず「スライダー主体で打たせて取ろう」と切り替えて3者凡退は9回だけ。「9安打されるなんて記憶にない」と苦笑いしたが、要所で低めにスライダーを決めて133球を投げ抜いた。11球団のスカウトが見守る中で最速は146キロ。中日の中田宗男スカウト部長は「トップクラス。失投がほとんどない」と絶賛した。

 4月中旬には右肘の張りで全力投球できない時期もあったが「2年間やってきた経験がある。自分を信じて投げた」と山岡。4年連続の本大会へ「目標は優勝」と言い切った。 (松井 いつき)

 ▼東京ガス・菊池壮光監督 山岡は冷静に放ってくれた。都市対抗も一戦一戦戦っていきたい。

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