マー君 5回4失点で勝敗つかず…メジャー移籍後初5試合白星なし

[ 2016年5月16日 05:47 ]

4回、走者を三塁に進めてしまい、三塁手のトレイエスから背中を叩かれる田中(AP)

ア・リーグ ヤンキース7―5ホワイトソックス

(5月16日 ニューヨーク)
 ヤンキースの田中が15日(日本時間16日)のホワイトソックス戦に先発。5回102球を投げ1本塁打を含む8安打4失点、7奪三振3四死球だった。1点リードを許してマウンドを降りたため、またも2勝目はお預け。

 今季8試合目の登板だったが、マリナーズ・岩隈に投げ勝った4月17日を最後に白星がなく、メジャー移籍後では初となる5試合白星なしとなった。それでも打線が奮起。3―4で迎えた6回にベルトランの通算400号となる8号2ランで逆転に成功。田中の負けを消した。

 田中は初回にベルトランの左犠飛で1点先制点をもらったものの、直後の2回に連続四球で1死一、二塁のピンチに。ガルシアに左前適時打を浴び、すぐ同点に追いつかれた。3回には先頭のイートンに甘く入った真ん中付近のボールを左中間スタンドへ運ばれ、勝ち越しを許した。

 ヤンキース打線は3回、2四球と安打で2死満塁の好機を作ると、カストロの遊撃内野安打で同点に追いつき試合は再び振り出しへ。さらにアクリーが押し出し四球を選んで勝ち越しに成功した。だがそのリードを田中が守れない。4回1死一、三塁からスクイズを決められ、再び追いつかれると、さらにジャクソンの中前打で逆転された。

 5回にも2安打で2死二、三塁のピンチを招いたが、アビラを右飛に抑えかろうじて切り抜けた。球数が102球に達し5回限りで降板。要所でボールが甘く入るなど細かい制球に苦しみ、役割を果たせなかった。

 試合は7―5でヤンキースが勝ち2連勝。

 ▼田中の話 失点はどういう形であれ、防いでいかなければいけなかった。本塁打を打たれた球は完全に失投。体調は全然問題ない。シーズンは続くので切り替えてやっていくしかない。

続きを表示

この記事のフォト

2016年5月16日のニュース