広島・中村恭、自戒の丸刈りで“みそぎ”の好投

[ 2016年5月16日 05:30 ]

<中・広>先発の中村恭

セ・リーグ 広島3-3中日

(5月15日 ナゴヤD)
 広島・中村恭が“みそぎ”の好投を演じた。今季初先発で自己最長の7回2/3を3失点。13年4月28日の中日戦(マツダ)以来の2勝目はならなくても黒田、福井らが離脱した窮地を救った。

 「直球はともかく変化球は思った通り投げられた。3回はどうなるかと思ったけど、後半は自分のペースで投げられた」

 3回に四球絡みで逆転を許した後、立ち直った。要所でスライダー、フォークを決めて3併殺を奪い、「併殺は地味に多い方。いつも通り」と胸を張った。

 今季のウエスタン・リーグでは7試合で3勝0敗、防御率1.02。5月上旬の練習に寝坊で遅刻し、自ら丸刈りにして臨んだ名誉挽回の一戦だった。緒方監督は「粘って8回途中までよく投げてくれた。黒田の状態もあるけど、今日の投球ならチャンスはまたある」と好評価だった。 

続きを表示

2016年5月16日のニュース