バレ同点3号&勝ち越しV打で最下位脱出「優勝目指します」

[ 2016年4月15日 05:30 ]

<ヤ・巨>7回2死一塁バレンティンは適時二塁打を打ち大きく手を叩く

セ・リーグ ヤクルト6-4巨人

(4月14日 神宮)
 右翼ポール際の打球に「お願いだから切れないで」と祈りながら走った。3―4と逆転された直後の6回、ヤクルトの攻撃。先頭のバレンティンが同点ソロだ。畠山の離脱により4番に座って3試合目。7回2死一塁からは左中間への勝ち越し二塁打と主砲のバットがさえ渡った。

 この日の練習では気分転換で定期的に行う右翼ポールに打球を当てる練習を重ねた。当たることはなかったが、本番では狙い澄ましたようにスタンドイン。「あの練習が効いているかも」とご機嫌だ。今季は左脇腹の肉離れで出遅れ、2軍調整中には金髪にし、顎ひげまで金色に染めた。3日中日戦(神宮)で1軍復帰すると「30打席で5本塁打打てなかったら黒に戻す」と宣言。ここまで38打席で3本塁打と公約は達成していないが「デモ、グッドアベレージ。チームバッティング」。この日も2安打3打点で打率を・353に上げ自らに合格点を与えた。

 今季初めてのお立ち台。歓声を一身に浴びながら「思うように勝てず皆さんガッカリしたと思うが、約束します。近いうちに首位に立って優勝目指します」と力強く誓った。(町田 利衣)

 ▼ヤクルト・ルーキ(7回から2イニングを無失点で来日8試合目で初勝利)どういう状況でも自分のやるべきことをやるだけ。(記念球は)どうするかこれから考えます。

 ▼ヤクルト・雄平(3回1死二、三塁から左前へ2点適時打)内野が下がっているのが見えたので逆方向に転がせば何とかなると思った。

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2016年4月15日のニュース