DeNA三上 女子アナと結婚していた 5歳上の関根和歌香さんと

[ 2015年12月14日 06:00 ]

DeNA・三上とフリーアナウンサーの関根和歌香さん

 DeNAの三上朋也投手(26)が、フリーアナウンサーの関根和歌香(わかこ)さん(31)と結婚していたことが13日、分かった。約1年の交際期間を経て、シーズン中に婚姻届を提出。2年目の今季、右肘痛から復活できた裏には和歌香夫人の献身的な支えがあった。5歳年上の姉さん女房を生涯の伴侶とし、来季も救援陣の柱として、さらなる飛躍を目指す。

 マウンドではピンチでも顔色一つ変えず、打者を打ち取る右腕の表情がほころんだ。5歳年上の和歌香夫人と1年の交際期間を経て、シーズン中に結婚していたことを明かし「年上でどっしりと構えてくれる。さりげなく野球に集中する環境を整えてくれた。(結婚を)決めるまでに時間はいらなかった」と話した。

 ともに法大出身。共通の知人を通じて知り合い、プロ1年目の昨シーズン中から交際が始まった。和歌香夫人は元東海テレビ放送のアナウンサー。端正な顔立ちと、知的で探求心旺盛な性格から人気を集めた。運動神経も抜群で、小学生の時は少年野球チームで唯一の女子部員だった。本盗するなど積極果敢なプレースタイルで、夜は手のマメをつぶしても素振りを欠かさなかったという。富岡東高(群馬)では新体操部に所属し、インターハイで10位になった。

 三上は上手と横手を使い分ける変則投法で、新人だった昨季はチーム最多の65試合に登板。5月から守護神を務め、新人では球団記録(当時)となる21セーブを挙げた。今季は春季キャンプで右肘痛を発症。完治までの見通しが立たない中で、「仕事の話をしても、ポジティブになれるような返事をしてくれる。波長が合いますね」と内助の功に支えられた。

 名古屋と横浜の遠距離恋愛だったが、和歌香夫人が今年3月31日に東海テレビ放送を退社して同居生活をスタート。得意の手料理を振る舞い、三上は「鶏肉料理、牛肉すじ煮込みが特においしい」と絶賛する。2軍の登板でも足しげく通い、8月8日の1軍昇格以降は横浜スタジアムの全試合に足を運んだ。和歌香夫人の思いに応え、三上も21試合の救援登板で防御率0・81。抜群の安定感で守護神・山崎康につなぐセットアッパーとして勝利の方程式を担った。

 ラミレス新監督が就任し、最下位からの巻き返しを目指す来季もセットアッパーを任される。目立つことを嫌がる性格の26歳右腕が掲げた来季の目標は「結婚しても、シレッと静かに1年間活躍したい」。照れ隠しの言葉は決意に満ちている。

 ◆三上 朋也(みかみ・ともや)1989年(平元)4月10日、岐阜県生まれの26歳。県岐阜商2年夏の甲子園に出場。法大を経て、JX―ENEOSでは13年の都市対抗で連覇に貢献。同年ドラフト4位でDeNA入団。昨年5月6日の巨人戦(東京ドーム)でプロ初セーブを挙げ、球宴に出場。通算成績は86試合で2勝5敗21セーブ、防御率1.94。1メートル90、90キロ。右投げ右打ち。

 ◆関根 和歌香(せきね・わかこ)1984年(昭59)11月7日、群馬県生まれの31歳。新島学園短大卒業後、法大に編入。卒業後の07年、NHK山形放送に、契約キャスターとして入局した。3年間の任期を満了した後に、東海テレビに入社し、今年3月いっぱいで退社。趣味は料理など。KINCHOなどのCMにも出演。群馬観光特使、やまがた特命観光大使も務めた。和歌香の「香」は将棋の香車が由来。

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