カブス内野手 新戦力に快く背番号譲る「変更されても平気」

[ 2015年12月14日 15:48 ]

ジェーソン・ヘイワード外野手 (AP)

 このオフにカージナルスからフリーエージェント(FA)となっていたジェーソン・ヘイワード外野手(26)が11日、カブスと8年総額1億8400万ドル(約222億6400万円)で契約に合意。昨年のオフにはブレーブスからカージナルスへトレード、今オフもFA移籍により同選手は所属球団が2年連続で変わることになるが、自身の希望する背番号が空いているかが気になるところ。

 ヘイワードはブレーブス時代から一貫して背番号「22」のユニホームを着用しているが、これは高校時代に交通事故死したチームメートが「22」を付けていたからとのこと。亡き友とともにプレーしたいという本人の強いこだわりがあるのだ。

 カージナルス移籍時、すでに「22」は埋まっていたが、付けていたのはマシーニ監督。ヘイワード加入が決まると、即座に自身の背番号を「26」に変更し、新戦力に「22」を譲った。だが、カージナルスへは一年で別れを告げることになり、今度はカブスの背番号「22」が必要となった。

 その持ち主は12日に自身のツイッターを更新。「たとえ背番号が変更されても全然平気だよ」とヘイワードの心配を払しょくさせたのは、若手の有望株、アディソン・ラッセル内野手(21)だった。メジャーでは新加入の選手に自身の背番号を譲ると、その選手からそれ相応の金品を受け取るというのが一般的。ファンはその内容が気になるところだが、両者にとっては来季にチームがワールドシリーズを制覇できるかが気になるところだろう。

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