明大・高山 130安打も“懲罰”交代 2度けん制死…

[ 2015年10月13日 05:30 ]

<明大・東大>8回無死、明大・高山が遊撃内野安打で出塁する

東京六大学野球第5週第2日 明大2―0東大

(10月12日 神宮)
 2回戦2試合が行われた。明大は東大を2―0で下し、勝ち点3で単独首位に立った。今秋ドラフト1位候補の高山俊外野手(4年)は2安打を放ち、リーグ記録を更新する通算130安打とした。先発の上原健太投手(4年)は8回3安打無失点で今季2勝目。立大は法大を3―0で下し、1勝1敗のタイとした。

 2安打を放ち、通算最多安打記録を130本まで伸ばした明大・高山だが、素直に喜べなかった。安打を放った直後にいずれもけん制死。8回の守備からベンチに退いた。善波達也監督は「流れが変わるプレーはしないようにしようと、ミーティングで話していた。(高山は)何のサインも出ていない。それで代えたということ」と交代理由を明かした。10日の1回戦で明大の先輩・高田繁氏が持っていた記録を48年ぶりに塗り替えたが、集中力を欠いたようなプレーは許さなかった。

 チームは東大に連勝で首位に立ったが、高山は足早にバスに乗り込んだ。「チームの優勝を第一に考える」と常々話しているだけに、ミスを繰り返したことを猛省した。22日のドラフト会議では1位指名を受けることは確実。直前の17日からは勝ち点3で並ぶ慶大戦が控えるだけに、挽回するプレーを見せるしかない。 (川島 毅洋)

 ▼明大・上原(8回3安打無失点)ボール自体は今シーズンの中でもいい方だと思う。(1位候補のドラフトは)楽しみ。

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