大商大・吉持 初投手で144キロ&3盗塁 巨人「即戦力」

[ 2015年10月13日 05:30 ]

<大商大・大経大>9回、最後を締めた大商大・吉持

関西六大学野球 大商大12―2大経大

(10月12日 南港中央)
 2回戦2試合があり、既に優勝を決めている大商大は大経大を8安打12得点の猛攻で下し、1勝1敗に持ち込んだ。今秋ドラフト候補の吉持亮汰内野手(4年)は通算盗塁数を62へ伸ばし、9回はリーグ戦初登板して最速144キロを計測するなど1回を無失点に抑えた。

 22日のドラフト会議を前に注目を集める俊足内野手、吉持がマウンドでも躍動した。最速144キロを計測するなど140キロ超の速球を連発。先頭を投ゴロ、2人目に死球を与えた後、遊ゴロ併殺に仕留めて1回を無安打に封じた。

 富山陽一監督は指名打者制ではない関西地区大学選手権を想定したテスト登板と説明。遠投125メートルの強肩で最速146キロを誇るという。カーブとスライダーも操る秘密兵器は「中学時代に2年くらい投手でしたし、オープン戦でも投げていたので、楽にやれました」と笑顔だった。

 自慢の快足でも存在感を示した。再三のけん制球を受けながら初回の二盗を皮切りに3、5回も二盗に成功。4球団が視察し、巨人・益田明典スカウト部主任から「足も肩もある。即戦力」と高評価された。通算62盗塁とし、リーグ記録まであと3。きょう13日の最終戦での快挙に可能性を残した。

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