選手発案リムジンで登場!若ハム パーティー気分で速攻5点

[ 2015年6月1日 07:57 ]

<日・中>リムジンに乗って登場する選手たち

交流戦 日本ハム8-6中日

(5月31日 札幌D)
 まるでお祭り騒ぎだ。初回から日本ハム打線が打者一巡の猛攻。先発・有原が1点を先制されたが、すぐさま無死満塁とし、4番・中田が同点とする中犠飛を放った。さらに2死二、三塁で近藤が左中間へ2点二塁打。杉谷も左越え適時二塁打で続き、この回4連打を含む6安打で一挙5点を奪って逆転した。

 2安打2打点の中田は「初回から打線が爆発していた。いい形でつながった」と胸を張った。実は試合前にこの流れが生まれていた。「選手プロデュースシリーズ」と銘打たれた中日3連戦。最終日は球場内の照明を落とし、ナインは「ハマー」のリムジンに乗ってグラウンドに登場した。選手会長の大野が球団と話し合いを重ねたアイデアで、車内ではパーティーグッズ「黒ひげ危機一発」を持ち込み、西川と中田はアフロヘアのカツラをかぶってリラックス。そんな様子も大型ビジョンで映し出された。

 グラウンドに降り立ったナインは円陣を組んだが、チームのいじられキャラの杉谷を、その輪から外すと場内は大爆笑。これには杉谷も「死んだふり作戦。(中日先発)バルデスを油断させるため」と笑った。初回守備に就いたスタメンは平均23・3歳。若いチームだからこそ、常識破りの空気をつくり、結果に結びつけることができる。

 陽岱鋼(ヨウ・ダイカン)が左手骨折、右肩痛の田中はDHで起用される。それでも栗山監督は「我慢の時期だからこそ、チーム力が上がるときでもある」と力を込めた。リーグ一番乗りで30勝をマークした首位チームには、他球団にはまねできない若さと勢いがある。

続きを表示

この記事のフォト

2015年6月1日のニュース