球児、四国IL高知入り決断理由は「投げる喜びを感じられる場所」

[ 2015年6月1日 15:50 ]

藤川球児

 米大リーグのレンジャーズから自由契約となった藤川球児投手(34)が1日、自身のブログで、四国アイランドリーグplusの高知に入団することを発表した。藤川には米メジャー球団からのオファーや古巣・阪神も調査に乗り出していたが、あえて日本の独立リーグを選択、故郷のチームで再出発する決断を下した。

 藤川はブログで今回の決断に至る思いをつづった。「テキサスレンジャースを退団して、その後もメジャーリーグでプレーして欲しいという別の球団からのオファーを頂きました。非常にありがたいお話だとは思いましたが僕自身メジャーリーグだから、マイナーリーグだからプレーする、しないと言う理由でアメリカでプレーしない事を決めた訳ではありません。僕自身がアメリカで勝負するのはこれで最後にする!と決めていました」。

 その理由として、13年6月に受けた右肘のじん帯再建手術(通称トミー・ジョン手術)をきっかけに「元気になったらとにかく投げる喜びを1番に感じられる場所で腕を振りたい。必要とされる場所で投げたい。そして家族と一緒に居たい」と考えるようになったという。

 そして「僕と妻の生まれ故郷の高知で、未来のスーパースターになるチャンスを持った子供達に僕が投げる姿を見てもらって今後の夢に繋げて貰いたい!僕が投げる事で喜んでくれる人達の顔が見たい。僕を応援してきてくれた人達、育ててくれた高知から野球人生を再スタートする事に決めました」とつづっている。

 12年以来3年ぶりの“日本球界”に復帰する藤川。「僕は高知の夏が大好きですし、懐かしい高知の匂いが待ち遠しいです。日本、アメリカからもオファーをして頂いた球団の方々には本当に感謝しております」「僕は野球選手なので野球を愛し、これからもう一度グラウンドで最高に喜ばれる様なプレーを目指して努力します」などと、新たなスタートへ意気込んでいる。

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2015年6月1日のニュース