早大 石井サヨナラ弾で王手!早慶戦で1勝すれば44度目V

[ 2015年5月19日 05:30 ]

<早大・明大>サヨナラホームランを打った石井(左)は茂木に抱きつかれる

東京六大学野球第6週最終日 早大2―1明大

(5月18日 神宮)
 3回戦1試合が行われた。首位の早大は石井一成内野手(3年)のリーグ戦1号となるサヨナラ本塁打で明大を2―1で下し、2勝1敗で勝ち点を4とした。30日からの最終週の早慶戦で1勝すれば、12年春以来6季ぶり44度目の優勝が決まる。

 ミスを取り返す一振りだった。1―1の9回1死。早大の5番・石井が140キロの内角直球を捉えた。打球は右翼席で弾んだ。リーグ戦1号が自身初のサヨナラ弾となり「チャンスで打てなかったり迷惑を掛けていたので、どこかで取り返せればと思っていた」と振り返った。

 1点先制した直後の3回無死一、二塁では犠打を失敗していた。「チャンスで回ってこいと思っていた。うまく切り替えられた」。ベンチでは捕手の道端が「あいつは失敗の後には必ず打つんですよ」と高橋広監督に告げていた。その予言は的中。指揮官は「あそこで本塁打とは…」と驚きを隠さなかった。劇的な一発で、チームは12年春以来の優勝へ王手をかけた。石井は「次の一戦に向けて、いい準備をしたい」と力を込めた。

 ▼早大・大竹(中1日で先発して8回1/3を5安打1失点と好投)走者を出しても粘れた。リーグ戦の中で成長できていると思う。

 ≪法&慶が連勝で3校プレーオフ≫8勝1敗1分け、勝ち点4で首位の早大は、30日からの早慶戦で1勝すれば6季ぶりの優勝が決まる。6勝3敗、勝ち点3で並ぶ2位の慶大、法大は1敗した時点で優勝は消滅。法大が次週の東大戦に連勝し慶大が早慶戦で連勝すれば3校が8勝3敗、勝ち点4で並んでプレーオフとなる。

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