イチロー ルースに並んだ!2打席連続安打でメジャー通算2873安打

[ 2015年5月19日 11:24 ]

ダイヤモンドバックス戦の5回、ベーブ・ルースに並ぶメジャー通算2873本目となる安打を左前に放つマーリンズのイチロー

ナ・リーグ マーリンズ2―3ダイヤモンドバックス

(5月19日 マイアミ)
 マーリンズのイチロー外野手(41)は18日(日本時間19日)、マイアミでのダイヤモンドバックス戦に「8番・中堅」で先発出場。3回の第1打席で左前打、5回にも左翼線へ2打席連続安打を放ち、ベーブ・ルースが持つ歴代42位のメジャー通算2873安打に並んだ。試合は延長の末、2―3で敗れて4連敗。

 この日は、ゼネラルマネジャー(GM)から転身したダン・ジェニングズ新監督(54)の初陣。指導者歴は約30年前にアラバマ州の高校でのコーチ経験しかなく、マイナーを含めてコーチ、監督の経験がないまま采配を振るうのは大リーグでも極めて異例だ。イチロー獲得に尽力し、今年1月の東京都内での入団会見にも同席した。

 試合前のベンチでは、イチローがユニホームの上から初采配の指揮官の首に“リラックスして”とばかりにネクタイをかけ、ハイタッチを交わす場面も。この日は当初、オスナが「5番・中堅」でスタメンに名を連ねていたが「個人的な事情」で帰宅し、イチローが急きょスタメンとなった。

 イチローは3回、先頭で迎えた第1打席、ファウルで粘った後の6球目の低め153キロ直球を左前へ。詰まった当たりに左翼手が突っ込んだがキャッチできず、左前打となった。5回には2死走者なしの場面で1ストライクから低めのチェンジアップを打ち上げ、左翼線ぎりぎりにへポトリと落ちる“らしい”安打。これで伝説の本塁打王の記録に肩を並べた。2―2の同点に追い付いて迎えた7回の第3打席は2死から遊ゴロ、延長10回は二ゴロ。2―3と1点を追う13回は四球で出塁して盗塁に成功したが、後続が倒れた。

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