マエケン画伯のコイのぼりに新井ツッコミ「サメにしか見えない」

＜広・巨＞ヒーローインタビューで笑顔を見せる新井（左）と前田健

セ・リーグ 広島１３―１巨人

（5月5日 マツダ）
　「こどもの日」に“マエケン画伯”が躍動した。３回までに１３点もの大量援護を受けた先発・前田健だが、集中力を切らすことなく７回まで無失点。巨人打線を４安打に抑え、余力を残してマウンドを降りた。

　試合後のお立ち台には、ファンにはおなじみとなった手描きのＴシャツを着て登場。鯉のぼりのイラストとともに、自身と、この日先制二塁打を含む３安打５打点の活躍をみせた新井を描いた。

　「うまく描けました。新井さんをあまり変に描くと怒られると…笑ってくれたので救われました」と前田健。一緒にお立ち台に上がった新井から「これ鯉のぼり？サメにしか見えない」と突っ込まれたが、そんなやりとりでもファンを沸かせた。

　エースが好投し、４番が打っての圧勝劇。前日４日のインフィールドフライでサヨナラ勝ちでついた勢いそのまま、巨人を連破した。「記憶にないくらいの初回の１０点。すばらしかった」と緒方監督。順位は依然、リーグ最下位とはいえ、巻き返しへ指揮官は手応えをつかんでいた。