広島初回10得点で圧勝!巨人は球団史上初の屈辱で2位転落

[ 2015年5月5日 16:56 ]

<広・巨>初回2死二塁、左越え2ランを放ち、前田健と笑顔でハイタッチする鈴木誠

セ・リーグ 広島13―1巨人

(5月5日 マツダ)
 広島が「初回10得点」で試合を決めた。13得点は今季最多で巨人相手に連勝。先発・前田健は7回無失点で今季3勝目を挙げた。巨人の初回10失点は球団史上初の屈辱。

 初回のスコアボードに刻まれた「10」。真っ赤に染まったマツダスタジアムのボルテージはいきなり最高潮に達した。1死から菊池が放った左前打が猛攻開始の合図。菊池の二盗後、丸が四球で1死一、二塁から4番・新井が左翼線2点適時二塁打で先制。2死後、梵が左翼線適時二塁打で3点目を奪うと、鈴木誠が左越え2号2ラン。さらに会沢も続いて中前打を放ち、打者8人で巨人先発・杉内をKOした。

 2番手・笠原にも襲い掛かり、前田健が四球で2死一、二塁とすると田中、菊池、丸、新井の4者連続適時打で5点を加えた。

 2回にも会沢の左越え1号2ランで加点し、リードは12点に。前日4日までの今季29試合で最多得点だった4月29日の阪神戦(マツダ)で挙げた11得点を早くも上回ると、3回にも新井の適時二塁打で13点目を奪った。

 前田健は大量援護にもペースを乱さず7回まで94球、4安打8奪三振無失点と好投した。

 巨人は今季最多失点で惨敗した。先発・杉内が1回もたず6失点KOと大誤算だった。打線は8回に長野が今季1号の中越えソロを放ったが、反撃はこの1点のみ。DeNAが勝利したため2位に転落した。

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