先陣任せた!藤浪で虎5割や 勢い乗って“2つの連敗”止める

[ 2015年5月2日 05:30 ]

キャッチボールで調整する藤浪

 4月7日以来の勝率5割復帰は若き右腕に託された。2日の巨人戦(東京ドーム)に先発予定の阪神・藤浪晋太郎投手(21)は1日、甲子園球場で行われた投手指名練習に参加。自身636日ぶりとなるG倒へ向け、意気込んだ。

 「チームが4連勝中で流れはすごくいい。ここまでの(連勝中)4試合は野手が点を取って投手陣も踏ん張っている。いい流れで来ているので、自分もその流れに乗っていけるように何とかゲームを作っていきたい」

 レギュラーシーズンの巨人戦では、初対戦の13年8月4日(東京ドーム)に勝利して以降は6試合に渡って白星から遠ざかり、4連敗中だ。今季も2度の先発登板で0勝1敗。とはいえ、防御率3・00が表すように内容は決して悪くない。打線が好調の今こそ、連敗ストップの絶好機だ。

 チームの流れに乗って、自身の流れを変えたい。ビジター登板でも、昨季から前回登板の4月25日の広島戦(マツダ)まで6戦6敗の連敗中。いまいましい連敗街道の起点こそが、昨年8月14日の巨人戦(東京ドーム)だった。2日の試合で白星を挙げれば、「2つの連敗」を1試合で止めることが可能になる。開幕から5度の先発登板を終えて1勝2敗、防御率3・66と低空飛行中。一気に上昇気流をつかむチャンスでもあるわけだ。

 「試合での反応を見てからになるので何とも言えませんが、外国人選手に対しては腕が伸びきるところを注意したい。長打が出てくるので」

 巨人打線には、2日から新助っ人のフランシスコが加わる見込み。相手は未知の打者だが、まずは必要以上に警戒することなく、自然体で対峙(たいじ)する構えだ。「ブルペンもよかったし感覚的にもいいと思う。体調的にはベストだと思います。あとは試合で自分のパフォーマンスを出していければ」。本来の投球さえできれば、藤浪に怖いモノはない。

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