偶然！？バリントン、来日初完封と同じ４・２９に移籍後初完封

＜オ・楽＞楽天打線をわずか１安打に抑える快投で、移籍後初完封勝利をマークしたオリックスバリントン

パ・リーグ オリックス６―０楽天

（4月29日 京セラＤ）
　オリックスのバリントンが今季２勝目、本拠地での初勝利を１安打完封という快投で飾った。

　「（捕手の）山崎のリードもよかったし、みなさんが点をとってくれたので最高の気分です」。先制点を叩き出した山崎、プロ初本塁打を含む４打点と活躍した新人の西野とともにお立ち台に上がった右腕は誇らしげに胸を張った。

　「序盤はリズムがつかめなかった」と自身の投球を振り返ったが、３回までは楽天打線を無安打に抑え込んだ。４回、先頭の藤田に二塁打を浴びて無死二塁のピンチを招いたものの、これを無失点で切り抜けると、その裏、味方打線が３点を援護。５回以降は１本のヒットも許さなかった。

　来日５年目。広島時代に２完封をマークしているが、初完封は２０１１年４月２９日の中日戦（ナゴヤＤ）だった。それからちょうど４年後にオリックス移籍後初完封。１１年は１３勝を挙げており、今季の活躍が期待できそうだ。