怪物伝説 清原は名門PLで1年生4番、松井は入学4月に箕島戦で一発

[ 2015年4月10日 05:30 ]

<早実・駒大高>6回1死満塁、決勝の左前適時打を放つ早実・清宮

春季高校野球東京都大会3回戦 早実10―8駒大高

(4月9日 立川)
 歴代スラッガーも入学当初から凄かった。高校球界に伝説を残す大打者2人の逸話を恩師に聞いた。

 清原和博(元オリックス)をPL学園で指導した中村順司氏(現名古屋商科大監督)は「とにかく体がでかくて、骨格がしっかりしていた」と振り返る。1年生から4番起用。6月の興南との練習試合では仲田幸司(元阪神)から満塁で右中間二塁打を放った。プロでも得意とした、右方向への強烈な打球の片りん。「あの一打は印象に残っている」と話した。

 巨人、ヤンキースなどで活躍した松井秀喜の星稜時代の恩師・山下智茂氏(現星稜名誉監督)は「握手した手が象の足のようだった」。入学直後の4月、初実戦だった箕島との練習試合で本塁打を放った。相手の尾藤公監督(故人)に1年生だと告げると、名将に「凄いな」と驚かれたという。松井に重なる清宮のスタート。山下氏は「凄い選手ですね」と話した。

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