ダル 手術前の心境つづる「今までの野球人生に悔いはない」

[ 2015年3月17日 16:21 ]

レンジャーズのダルビッシュ

 17日(同18日)に右肘じん帯再建手術(通称トミー・ジョン手術)を受けるレンジャーズのダルビッシュが、前日となる16日(同17日)に自身のブログを更新し、現在の心境をつづった。

 ダルビッシュは「思い起こせば小、中、高と痛みに弱く身体を痛めやすい体質でした。それが2005年にプロ入りし今まで10年たくさん投げてきたと思います」と振り返り、それを支えてくれたのが「右腕」と感謝。手術を控え「その右肘の靭帯と共に生きるのも今夜が最後です。寂しいですが、残念ではありません」と複雑な思いを見せた。

 手術では「100パーセント帰ってこられるわけではありません」としながらも「いつ終わってもいいようにどんな事にも妥協だけはしないでおこう」と20歳の時に決めた誓いを守ってきたという自負を見せ「なので今までの野球人生に悔いはないのです」を言い切った。

 手術を受けることで今季中の登板は絶望で、来年5月の復帰を目指す。ダルビッシュは「次に見る『ダルビッシュ有』は前より強いかもしれませんし、弱いかもしれません」「これは”ダルビッシュ有の始まり”か”ダルビッシュ有の終わり”かはまだ判別がつきません。ただ愛する”野球界の発展”に繋がる事は確実だと考えています」と復帰への強い意志を示した。

 最後に「明日の手術頑張ってきます。自分は生まれ変わってもまたこの靭帯と一緒になりたいです。今までありがとう」と、共に戦い、成長してきた“仲間”に最大の賛辞の言葉を贈っていた。

続きを表示

この記事のフォト

2015年3月17日のニュース