球団側歩み寄りでようやく…Aロッド ヤ軍幹部への謝罪実現

[ 2015年2月12日 05:30 ]

ヤンキースのA・ロッド(AP)

 ヤンキースは10日(日本時間11日)、薬物規定違反により、昨シーズン全試合の出場停止処分を受けたアレックス・ロドリゲス内野手(39)が、ハル・スタインブレナー共同オーナー、ブライアン・キャッシュマンGMら球団幹部と会談し、過去の行為について謝罪したと発表した。

 会談はヤンキースタジアムで行われ、ヤ軍は球団幹部とロドリゲスの連名による文書で「率直な意見交換ができた。次のステップは春季キャンプでプレーをすること」とコメントを出した。処分明けとなる今季、ロドリゲスは1月にも謝罪を申し入れたが、球団側が拒否。だが、キャンプイン目前に球団側が歩み寄った形だ。歴代5位の通算654本塁打を記録しているロドリゲスは、禁止薬物に関する大リーグ機構(MLB)の調査を妨害し、処分を科された後にはMLBと選手会を相手に訴訟を起こすなどした。昨年の年俸は2500万ドル(約30億円)から出場停止日数分が差し引かれた約287万ドル(約3億4200万円)。

 ヤ軍のキャンプは野手が26日(同27日)から、バッテリー組は21日(同22日)から始まる。ロドリゲスは2年目の田中と初めて一緒にグラウンドに立つことになる。

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2015年2月12日のニュース