“スイッチ挑戦”広島・上本 左打席でタイムリー二塁打

[ 2015年2月12日 05:30 ]

紅白戦の3回無死一塁、上本は左中間に適時二塁打を放つ

広島紅白戦 白組1―0紅組

(2月11日 天福)
 昨秋からスイッチヒッターに挑戦中の広島・上本崇司内野手(24)が11日、春季キャンプ2度目の紅白戦に「9番・指名打者」で先発出場。左打席に入った3回、無死一塁で左中間へタイムリー二塁打を放ち、進化を首脳陣に猛アピールした。

 「いいアピールができていると思います。左打席の方がボールがよく見えるし、楽しいです」

 剛速球で鳴る育成選手・デヘススの直球に逆らわず、シャープなスイングで外野の間を割った。前日10日の紅白戦でも、九里の初球を強いゴロで右前へ運んだばかり。18日からの1軍沖縄キャンプ行きは当落選上だが、緒方監督は「左打席で結果を出している。ムードメーカーでもあるしね」を頭を悩ませる。

 高橋慶彦、山崎隆造、正田耕三ら名うての両打ち選手を輩出した、広島の伝統に昨秋キャンプから挑戦中。「沖縄は考えていません。開幕1軍も無理。左打ちができ上がっているわけじゃないので」。いたって無欲だが、内野守備には既に定評を得ており、望外の結果を得る可能性は十分ある。

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2015年2月12日のニュース