楽天「リトルシニア」発足式 “韋駄天”12歳も“入団”

[ 2015年1月25日 17:35 ]

正式発足した東北楽天リトルシニア

 楽天は25日、中学生年代(シニア)の野球チーム「東北楽天リトルシニア」の発足式をコボスタ宮城の室内練習場で行った。

 発足式には約100人の中から選ばれた1期生20人が参加。2度の入団テストでは野球の技術だけでなく、身体能力や将来性も考慮された。仙台市の小学6年、麦谷祐介くん(12)は5年時に100メートル走で14秒21のタイムを残し、宮城県で優勝。全国大会にも出場した“韋駄天”だ。1メートル51、38キロは20人の中で最小兵だが「一番足の速い選手になって注目されたい」と俊足を武器に岡島や聖沢のような選手を目指す。

 このほか、仙台市の陸上記録会で走り幅跳びで優勝した選手やソフトボール投げでチャンピオンとなった選手もいる。

 プロ野球球団が中学生年代のジュニアチームを保有、運営するのは史上初。西武などで活躍し、引退後は楽天の打撃コーチなどを歴任した広橋公寿氏が総監督を務め、来年度となる4月から本格的な練習を開始し、6月頃に初実戦を予定している。

 発足式に参加した立花陽三球団社長は「素晴らしい選手が集まってくれた。ぜひ将来、この球団にプロ野球選手として入ってくれたら」と期待を寄せた。

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