ダル&マー君 今年こそ先発ローテ死守 ジラルディ監督は年間32試合期待

[ 2015年1月1日 05:30 ]

ダルビッシュ(左)と田中

 日本が誇る2大エースは「右肘痛」からの完全復活を期す。右肘のじん帯部分断裂でシーズン終盤に2カ月半離脱したヤンキース・田中。レンジャーズ・ダルビッシュは右肘の炎症で、昨年8月9日のアストロズ戦を最後にシーズンを終えた。

 田中は9月21日に戦列復帰し、2試合の登板を1勝1敗で終えた。米メディアでは当初から手術の可能性を指摘する声もあったが「ケガはもう大丈夫」ときっぱり。キャッチボールも継続している。1年目で13勝5敗、防御率2・77の数字は立派だが、登板は20試合、136回1/3にとどまった。ジョー・ジラルディ監督は「年間32試合に先発することを計算している」と中4日で軸としてのフル回転を期待する。

 ダルビッシュも再検査で異常がなく、12月8日にキャッチボールを再開させた。昨季は10勝7敗、防御率3・06で田中と同じく登板は22試合、144回1/3。「一年間通して投げることが仕事なので悔しい」と話し、2人ともまず先発ローテーションを守り抜くことを目標に挙げる。

 順調にキャンプを過ごせば、ともにメジャーでは初の開幕投手を任される可能性も十分ある。黒田、松坂が日本球界に復帰。年齢的にも20代後半と脂の乗った2人が侍メジャーリーガーの新時代を築く。

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2015年1月1日のニュース