ヤク田中浩 今年は“茶道”で精神修業 千利休に学ぶ

[ 2014年12月26日 05:30 ]

ヤクルトの田中浩

 毎年オフに「異業種トレ」を取り入れているヤクルト・田中浩が、今オフは茶道に挑戦する考えを明かした。

 これまでも自主トレで歌舞伎やバレエなどユニークなトレーニングを行ってきたが、このたび興味を持ったのが茶道。京都府出身とあり「野球にもつながると思うし、機会があればやってみたい」と前向きだ。すでに8000円の清水焼の抹茶茶わんセットを購入しており、やる気満々だ。

 何よりも学びたいのが精神面だ。戦国時代に活躍した茶人・千利休の「利休七則」の中にある「刻限は早めに」は「ゆとりを持つこと」、「降らずとも雨の準備」は「万人の憂いを想定して備える」など、現代流にアレンジ。田中浩も「勉強したい。共感できるし、全てが意味のある必要な7つ」と感銘を受けた様子だ。今季は77試合の出場と不本意に終わった。外野にも挑戦するなど不退転の決意で挑む来季に向け、日本の伝統文化で精神修業に励む。

 ▽利休七則 茶の湯を学ぶ際の基本となる心得。「茶は服のよきように点(た)て」「炭は湯の沸くように置き」「花は野にあるように」「夏は涼しく冬暖かに」「刻限は早めに」「降らずとも雨の用意」「相客に心せよ」の7つ。

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2014年12月26日のニュース