レスター獲得失敗のＲソックス　Ｄバックスから通算38勝左腕補強

レッドソックスへのトレードが決まったウェード・マイリー投手　（ＡＰ）

　米メディアは１２日、レッドソックスがトレードでダイヤモンドバックスからウェード・マイリー投手（２８）を獲得したと報じた。ダイヤモンドバックスへはデラロサとウェブスターの２投手、そしてマイナーの内野手計３選手が移籍する。

　今オフのフリーエージェントで目玉だったレスターを１０日にカブスへとさらわれ、メジャー９年で通算１１６勝左腕の古巣復帰の当てが外れたレッドソックスはその２日後にメジャー４年で通算３８勝左腕のマイリーで先発投手を補強した。

　０８年にドラフト１巡目（全体４３位）でダイヤモンドバックスから指名されたマイリーは１１年にメジャーデビュー。今季は８勝で防御率４．３４とやや不本意なシーズンとなったが、１２年には１６勝をマークしている。また、同年から投げるようになった“スラーブ”が効果を出し始め、奪三振率が昨季の６・５３から今季は８・１８へと向上。

　ワールドシリーズを制覇した昨季は３・８４だった先発防御率は今季、４・３６とリーグ１４位にまで落ち込んだレッドソックスだが、来季はマイリーが先発ローテーションの一角としてチームを盛り上げてくれそうだ。